東京マラソンまであと2週間!本番で失速しないための『最後の調整』と食事法
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2026 / 02 / 17
最終更新日:2026年2月17日
東京マラソン2026まで、残すところあと2週間となりました。
当選されたランナーの皆様、練習の進捗はいかがでしょうか?
「思うように距離を踏めていない」「先週、膝に違和感が出た」など、不安を抱えている方も多いかもしれません。
しかし、トレーナーとして断言します。ここからの2週間で、走力(スタミナやスピード)を劇的に上げることは不可能です。
今、焦って走り込みをすれば、疲労が蓄積し、本番で100%失速します。
ここからの勝負は「トレーニング」ではありません。「コンディショニング(疲労抜きとエネルギー充填)」です。
これまで積み上げてきた努力を無駄にせず、スタートラインに「最高の状態」で立つためにやるべきこと。それは「勇気を持って休むこと」と「戦略的に食べること」の2つです。
本日は、本番で笑ってゴールするための「最後の調整術」を徹底解説します。
目次
【運動編】残り2週間の過ごし方「テーパリング」

マラソン直前の調整を専門用語で「テーパリング(Tapering)」と呼びます。徐々に練習量を減らし、体に溜まった深部の疲労を抜いていく作業です。
多くの市民ランナーが失敗するのが、この「減らし方」です。
▼ 残り2週間の鉄則:「量は減らしても、強度は落とさない」 完全に走るのをやめてしまうと、心肺機能が落ち、筋肉のバネも鈍ってしまいます。 ポイントは、「走る距離(量)」を半分にし、「走るスピード(強度)」は維持することです。
- 2週間前(今週): 総走行距離を普段の**50〜60%**に落とします。 もし週末に最後の刺激入れをするなら、10km〜15km程度を「レースペース」で走るのがおすすめです。20km以上のロング走はもう禁止です。回復が間に合いません。
- 1週間前(来週): 総走行距離を30〜40%まで落とします。 5km程度の軽いジョグの中に、数本だけレースペース(またはそれより速い動き)を入れて、体にスピード感を忘れさせないようにします。
「走らないと不安」という気持ちは痛いほど分かりますが、今は体を充電器に繋いでいる期間だと思ってください。
今週しっかり休めた人だけが、当日の30km以降で粘れます。
【食事編】カーボローディングの「新常識」

マラソンと言えば「カーボローディング(グリコーゲンローディング)」が有名ですが、昔のように「一度炭水化物を抜いてから、大量に食べる」という方法は、体調を崩すリスクが高いため今は推奨されていません。
現在は、より安全で効果的な「マイルド・カーボローディング」が主流です。
▼ レース3日前からの食事ルール 特別なことはしません。レースの3日前(木曜日あたり)から、食事の「割合」を変えるだけです。
- 高糖質・低脂質にする: 食べる量は変えず、おかず(脂質・タンパク質)を減らして、その分をご飯・うどん・餅・パン(糖質)に置き換えます。エネルギーのタンクをガソリン(糖質)で満タンにするイメージです。
- 生もの・食物繊維を避ける: 前日や当日にトイレトラブル(腹痛・下痢)に見舞われないよう、刺身などの生ものや、消化に時間のかかる食物繊維(ごぼう、海藻、きのこ類)は控えましょう。
- 「ウォーターローディング」を忘れない: 糖質(グリコーゲン)は、水分と結びついて筋肉に貯蔵されます。ご飯だけ食べても水が足りなければエネルギーになりません。一度にガブ飲みするのではなく、こまめに水を飲み、常に尿が薄い黄色である状態をキープしてください。
当日の朝食とスタートまでの過ごし方
いよいよ当日。スタート時間は9時10分ですが、勝負は起床時間から始まっています。
▼ 朝食は「スタート3〜4時間前」に完了させる 消化吸収の時間を逆算すると、朝5時〜6時には食べ終わる必要があります。 メニューは「おにぎり」「うどん」「カステラ」「バナナ」など、脂質が少なく消化が良いものを選びましょう。ここでソーセージやクロワッサンなどの脂っこいものを食べると、レース中に胃もたれを起こします。
▼ スタート30分前の「補給」 整列してからスタートまでの待ち時間は意外と長く、体は冷え、エネルギーも消費します。 スタート30分前(整列中)に、エネルギーゼリー(アミノ酸や糖質が入ったもの)を1つ摂取し、血糖値を安定させてから号砲を待ちましょう。
本番で「30kmの壁」にぶつからないために
「30kmの壁」の正体は、脚の筋力不足もありますが、多くは「グリコーゲン(エネルギー)の枯渇」です。 人間の体内に貯蔵できる糖質は、フルマラソンを走り切るには足りません。つまり、「走りながら補給する」ことが前提のスポーツなのです。
▼ トレーナー推奨の補給戦略 「お腹が空いた」と感じてからでは手遅れです。
- 10km、20km、30km地点で必ずエネルギージェルを摂取する。
- 喉が渇いていなくても、給水所では必ずスポーツドリンクを口に含む(ミネラル補給)。
この「早め早めの給油」ができるかどうかで、ラスト5kmの景色が変わります。銀座や丸の内の石畳を笑顔で駆け抜けるために、ジェルの準備は万全にしておきましょう。
まとめ:準備はできた。あとは楽しむだけ!

最後に、メンタルについて少しだけ。
どんなに準備しても、不安は消えないものです。 しかし、あなたは今日まで、寒い日も風の日も練習を積み重ねてきました。その事実は裏切りません。
東京マラソンは、普段走れない東京のど真ん中を独占できる、世界最高峰の「お祭り」です。 記録を狙うのも素晴らしいことですが、何より大切なのは、この42.195kmという長い旅を楽しむことです。沿道の応援、ボランティアの方々の笑顔、そして一緒に走る3万8000人の仲間たち。
全てのエネルギーを力に変えて、最高の笑顔でフィニッシュゲートをくぐってください。 残り2週間、風邪と怪我にだけは気をつけて。 皆様の完走を、心より応援しています!
BEYOND登戸店ではお客様へのトレーニングだけではなく、
よりお客様一人一人にあったトレーニングメニューの作成を行なっております。
さらに、料金プランについても、柔軟に対応させていただきます。
「月2回だけトレーニングを教えて欲しい」、「3ヶ月だけ食事サポートをして、あとは週1回通いたい」
などご相談いただけましたら、お客様に合ったプランをご提案させていただきます🍀
また、BEYOND登戸店は学びの場所でもあります。
定期的に通って理想の体を手に入れるだけではなく、
自分のダイエットが正しかったのかを確認する場所としてもご活用いただければ嬉しいです😄
ぜひ1度体験トレーニングへお越しくださいませ🌟
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著者情報
沓間航(くつまわたる)
資格
NSCA-CPT
大会出場経験
スパルタンレース出場(計7回)
HOYROX OSAKA 出場
Summer Style Award 2025 関東大会
Surf Model部門 2位&3位

